League of Legends最高峰の国際大会「LoL Worlds」では、試合の流れを左右する最重要要素としてドラフト(ピック&バン)戦略が重視され、チャンピオン性能だけでなくチームごとのプレイスタイルやゲームプランに基づく指名争いが勝敗を大きく左右します。
近年eスポーツの人気拡大にともない、スポーツベッティングでもLoLをはじめとするeスポーツタイトルが注目を集めており、ドラフト理解が観戦の楽しさをさらに深めるポイントにもなっています。
そこで今回は、ドラフトが勝敗を左右する理由や影響ポイント、注目チームのプレイスタイルの違いなどをわかりやすく解説します。
なぜドラフトは勝敗の鍵になるのか?
LoLは「試合開始前から勝負が始まっているゲーム」と言われるほど、ドラフト段階の重要性が高い競技タイトルです。「勝ち筋」を成立させるピックができなければ、試合中にどれだけプレイヤーが高い実力を持っていても逆転が困難になる場合も多く、ドラフト段階での判断ミスがゲーム全体に影響すると言っても過言ではありません。そのため、仮想通貨などのビットコインを使ったスポーツベッティングでは、こうした知識が大きな武器になります!勝率を高めるためにも、各チームのドラフト傾向はぜひ押さえておきましょう。
ドラフトが試合に影響するポイント
ドラフトが試合に影響する主な理由は、大きく分けて次の4つです。
レーン戦の有利・不利が決まる
どのチャンピオンを対面に当てるかで、序盤の主導権が大きく変わります。ドラフトで相性の良いピックを引ければ、レーン戦で育ちやすく、試合を有利に運ぶきっかけを作れます。逆に不利マッチを押し付けられると、序盤から崩れる可能性が高くなります。
チーム全体の“戦い方”を決定づける
集団戦重視、スプリットプッシュ、序盤から強気に攻める構成など、ドラフトで固めたピックがその試合の勝ち筋になります。構成がまとまっていなければ、序盤・中盤・終盤のどこでもパワーを発揮できず、試合が動かせなくなることも。
相手の得意戦術を封じられる
相手が得意とするチャンピオンや構成を理解していれば、バンやカウンターピックで強みを消すことができます。強力なプレイヤーを機能不全にさせることができれば、試合展開そのものを大きく変えることも可能です。
選手の適応力が試される
シリーズ形式(Bo3・Bo5)で採用されるフィアレスドラフトでは、すでに使用されたチャンピオンはそのシリーズ内で両チームとも再使用不可となっているため、チャンピオンプールの広さや柔軟な戦略が求められます。引き出しが多いチームほど有利となり、選手やチームの総合力がそのまま結果に反映されます。
注目チームのプレイスタイルを比較
それぞれの強みや試合展開の傾向がひと目で分かる形にまとめてみました。
試合運び(全体像)
| チーム | 試合展開の傾向 |
| T1 | 序盤の主導権→情報管理で中盤に差を広げ、ミスのない集団戦で勝つ |
| Gen.G | 序盤は堅実に積み上げ→終盤にキャリーが爆発して勝ち切る |
| BLG | 序盤からリスクを恐れず積極的に仕掛ける→集団戦で殴り勝つ |
| G2 | 序盤から攻撃的に踏み込み、短期決着を狙うスピード型 |
プレイスタイルの方向性
| チーム | プレイタイプ | 戦い方の軸 |
| T1 | 戦略×高メカニクスの完成系 | レーン戦の主導権+ 視界管理で“勝てる状況を作る” |
| Gen.G | 堅実・論理型 | マクロで差を積み上げ、 後半のキャリーに繋げる |
| BLG | 個人の力押し強めの殴り合い型 | “強いなら当たれ”とばかりに アグレッシブに仕掛ける |
| G2 | 攻撃的でテンポ重視のヨーロッパ型 | 早い時間帯のスノーボールで 試合を短く勝ち切る |
レーニング(序盤の強さ)
| チーム | レーンフェーズの特徴 |
| T1 | 全レーン個人能力が高く、相手に主導権を渡さない |
| Gen.G | 崩れない・ミスしない堅実なレーニング |
| BLG | ボット中心に個の力で押し込む展開が多い |
| G2 | レーンで圧をかけ、序盤からテンポを掴む |
ジャングル&視界管理
| チーム | 特徴 |
| T1 | サポート&JGが積極的に敵ジャングルへ入り視界掌握 |
| Gen.G | JG×SUP連動でサイドを固め、確実に有利を広げる |
| BLG | JGの選手起用によって試合の色が大きく変わる |
| G2 | スピード重視で積極的にチャレンジするスタイル |
集団戦の傾向
| チーム | 団体戦タイプ |
| T1 | 誰かが仕掛ければ、全員が即反応する完成されたチームファイト |
| Gen.G | 終盤にキャリーがフルビルドで“理不尽に勝つ”構図 |
| BLG | 個の火力や交戦能力に自信があり、殴り合いで勝ち切る |
| G2 | 機動力とテンポの速い判断で敵を崩す |
最後に
LoL Worldsでは、どのレーンに勝ち筋を置くのか、序盤・中盤・終盤のどの時間帯でゲームを決めるのか、そして相手の強みを封じられるかという視点が勝敗に直結します。ドラフト段階で優位を築けば試合の難易度は大きく下がり、逆にそこで失敗すればどれだけプレイヤー個々の技量が高くても挽回は困難です。つまり、LoLはピック画面からすでに試合が始まっており、これこそが競技シーンの醍醐味であり、世界中の視聴者から支持され続ける理由のひとつともいえるでしょう。
また近年では、eスポーツ人気の高まりに伴いビットコインを使ったスポーツベッティングでもLoLが注目を集めており、観戦とあわせてベットを楽しむことで、ドラフト理解やチーム戦略の面白さをさらに実感できますよ。