コミュニケーション。当然のことながら、eスポーツ 種目のCS:GOで最も繰り返されているテーマの1つであり、常に大きな関心を寄せているトピックでもあります。ましてやeスポーツの競技人口が世界中で数億人ともいわれている現在、ゲーム内でのコミュニケーションの重要性は確実に上がっています。
ゲーム内でのコミュニケーションの今までとこれから
ファミコンなど、昔のテレビゲームといえば、家でひとりで遊ぶか、友達の家に集まって２つしかないコントローラーをみんなで回しながら交代で遊んでいたようなものでした。
何となくゲームはひとりでやるものといったイメージがありますが、eスポーツはそうではなく、同じチームメイトのコミュニケーションをこまめに取りながら戦略的に進めないといけないゲームもたくさんあります。課題をクリアするためにコミュニケーション力が求められるがゆえに、サッカーや野球などのスポーツと同様に、１つの目標に向かってみんなで突き進むチーム力やコミュニケーション力を日々の練習の中で磨いていく必要があります。最近では、学校の部活動として「eスポーツ部」があるところもあります。練習を重ね、出場した大会で熱い戦いを繰り広げながらお互いにチーム力を磨き合う、といった動きなどは他の野球やサッカー、バスケットボールといった部活動を何ら変わりません。
CS:GOにおけるコミュニケーション
CS:GOでは、対戦相手の戦略と計画を見抜くことがゲームに勝利するための重要なポイントの一つです。
対戦中は状況が常に変化するため、自分がいる場所で起こっている変化や展開についてチームメイトに知らせることが最も重要になってきます。そんな中コミュケーションがスムーズに行かなければゲームでの勝敗に大きく影響されることは間違いありません。チームメイトとのコミュニケーションの質、精度、スピードは、全員が敵の位置を正しくイメージするのに役立ち、その結果、適切な判断ができるようになります。
コミュニケーションの精度
コミュニケーションとは情報の発見と共有だけでなく、行動にも関係するものです。戦略がよく計画されていれば、チームのメンバー間でのコミュニケーションは少なくて済む一方、すばやく正確に対処する必要がある偶然性の要素は常に発生します。
「ラウンドの計画をどう立てたか」から「実際の状況がどう悪化したか」などといった差異は、コミュニケーションを通じて埋めていく必要があります。チームメイトとのコミュニケーションの質、精度、スピードは、全員が敵の位置を正しくイメージするのに役立ち、その結果、適切な判断ができるようになります。ラウンドの勝敗が瞬時に決まる場合もありますが、あなたがどうチームメイトに伝えられるかが、チームのプレーを大きく左右します。また、チーム内での役割分担を事前に話し合って決めておくと、スムーズな連携がとれますね。「自分はここを見ている」とか「ここが死角になっているからフォローしてほしい」とか、射線管理をしっかりするとチーム全体の統制がとれるので、まずはそこを重点に練習するとチームも更なるパワーアップに繋がると思います。
チームプレーに大きく依存するゲームでは、コミュニケーションの重要性を軽視することはできませんよ。
感情と伝え方
最後に、コミュニケーションの感情的な側面を簡単に見ていきましょう。ここでは、チームメイトに送るメッセージの内容ではなく、その伝え方についてお伝えします。あなたが情報を伝える際の口調、速さ、ため息、勢いなどを考えてみてください。
良いものであれ悪いものであれ、感情はゲーム中のどんな時でも広がり、チームメイトに悪影響を及ぼす場合があります。3人の敵が迫っていると落ち着いて伝えれば、チームメイトは冷静さと落ち着きを持つことができますが、取り乱して叫べば、チームメイトはストレスを感じてイライラするでしょう。相手がどこを攻撃するか、またはボムサイトをどのように防御するかを正しく視覚化できれば、ラウンドに臨む際に大きなアドバンテージを得られます。大げさではなく、同じ内容でも伝え方によってチームメイトへ与える影響が様々に変わってきます。
もちろん、あらゆる情報を落ち着いて明確に話すべきだと言っているわけではありません。例えば、意思決定をすばやく行わなければならない状況では、大量のアドレナリンが必要になります。状況によっては急がなければならないこともあるでしょう。そこで、的確に状況を判断し、確実に伝える臨機応変なコミュニケーションが必要になりますね。チーム内での連携、練習量もここで発揮されます。
最後に
eスポーツ 種目の中でもCS:GOは特にチームメイトに与える影響を全員が意識する必要があります。チームメイトを鼓舞することも、落ち着かせることも、イライラさせることも自在にできるからです。また、コミュニケーション力はチームの勝利への近道と繋がっています。次回プレーする際には「コミュニケーションの方法」をよく考えながら、進めてみてくださいね。