数あるゲームジャンルの中でも、若い世代に絶大な人気を誇るのがシューティングゲームです。近年話題のe-Sports 種目にもなっており、バトルロイヤルやチームデスマッチなど、様々な種類があります。近年ではオンライン上でのプレイが可能になったことで、世界中のプレイヤーと対戦できるようになり、プレイ人口は年々上がってきています。
シューティングゲームの種類
e-Sports 種目にもなっているシューティングゲームには、大きく分けて2つのジャンルがあり、一人称視点（FPS）と三人称視点（TPS）に分けられます。
例えば、最近日本のプロチーム・ZETA DIVISIONが日本初の世界大会ベスト3になった「VALORANT」はFPSです。手に汗握る攻防戦はもちろん、ただ銃を撃てばいい訳ではなく、戦略性や戦術を考えながらプレイする必要があります。この競技性の高さもシューティングゲームが人気の理由の一つです。
歴代人気シューティングゲームTOP5
ここからは、シューティングゲームの歴代人気TOP5を紹介していきます。
カウンターストライク／CS:GO(Counter Strike:Global Offensive)
- リリース：2012年
- 運営会社：Valve Corporation
- ジャンル：FPS
本作は多くのFPSプレイヤーが通った名作ゲーム「CS (Counter Strike)」の続編にあたるシリーズです。現在FPSゲームで活躍しているプロ選手の中にもCS:GO出身の人が沢山います。そのゲーム性と競技性の高さから、10年という月日が経った現在でも絶大な人気を誇り、e-Sportsの競技タイトルでもあります。
プレイヤーはテロリスト側と特殊部隊側に分かれ、基本的に5対5で行われます。ゲームでは「人質救出」と「爆破」のコンテンツがあり、「人質救出」は人質救出側と救出を阻止する側、「爆破」は爆弾を設置する側と爆弾を解除する側に分かれて行われます。このゲームの面白いところは、プレイヤースキルが大きく関わっていることです。最近のFPSやTPSと異なり、特殊なスキルやアビリティが存在せず、銃や閃光弾といったものだけで行われます。そしてこのゲームの特徴でもある「ストッピング」は、移動ながら撃つと銃弾が真っ直ぐ飛ばないため、移動方向と逆方向にキーを入力してストップして撃つという技術が重要です。
現在では基本プレイ無料となっているこのゲームですが、ほぼ毎年開かれている大会は賞金20万ドルなど、凄まじいゲームです。
エーペックス レジェンズ／APEX LEGENDS
- リリース：2019年
- 運営：エレクトロニック・アーツ(EA)
- ジャンル：FPSバトルロイヤル
「エーペックス」の呼び名で知られる基本プレイ無料のFPSバトルロイヤルゲームです。そのスピード感やゲームのシステムが人気を呼び、リリース当初から現在まで世界中のプレイヤーにプレイされています。
基本的に3人1組のスリーマンセルでチームを組み、全20チームの合計60人のプレイヤーで行われるバトルロイヤルです。ゲーム開始と同時にマップの上空を飛んでいるドローンシップから好きなタイミングで飛び降り、マップ上にちりばめられているアイテムを拾いながら最後まで生き残るのが目的です。現時点で21人いるキャラクターにはそれぞれアビリティやウルト(必殺技のようなもの)が存在し、それらを駆使しすることで戦術性の幅が広がり、戦況をひっくり返すことも可能です。
チームワークはもちろん、アビリティやウルトの使い時、エイム力が重要ですが、体力が他の作品と比べて比較的多いため、初心者にもおすすめできるタイトルです。
フォートナイト／FORTNITE
- リリース：正式リリースは2020年
- 運営：Epic Games
- ジャンル：TPSバトルロイヤル
本作はEpic Gamesがおくる、基本プレイ無料のTPSバトルロイヤルゲームです。2017年の早期アクセス版の時から絶大な人気を誇り、バトルロイヤルモードでは2018年に同時接続プレイヤーが830万人に達成するという記録を残しています。
最大100人で行われるバトルロイヤルでは1人(ソロ)、2人チーム(デュオ)、3人チーム(トリオ)、4人チーム(スクアッド)というモードがあります。このゲームの特徴は従来のバトルロイヤルと異なって、マップ上に存在する木や建築物などを壊して手に入る資源を使って壁や屋根を作りながら戦う点。防壁として使ったり、有利な高所ポジションを取ったりと使い方はその場の状況次第なので、判断力や建築スキルも重要です。情報量が多いゲームですが、小学生の世代から絶大な人気を得ています。
ヴァロラント／VALORANT
- リリース：2020年
- 運営：ライアットゲームズ
- ジャンル：FPS
基本プレイ無料のFPSゲームです。日本のプロチーム「ZETA DIVISION」の活躍もあり、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。全19人のエージェントが登場し、それぞれが「デュエリスト」、「イニシエーター」、「センチネル」、「コントローラー」のどれかのロールに分けられます。
ゲーム性はCS:GOと似ていて、爆弾を解除する側と爆弾を設置する側に分かれ5対5で行われます。この作品に置いても「ストッピング」が重要になっており、縦横無尽とは中々いきません。CS:GOと異なる点はエージェントごとにアビリティやウルトといった特殊な能力を持ち合わせていること。このため、戦術性やプレイヤースキルが必要となってきます。
嬉しいことに、このゲームはパソコンのスペックがそれほど要求されないため、高いゲーミングPCを買わずともプレイできます。
オーバーウォッチ／OVERWATCH
- リリース：2016年
- 開発：Blizzard Entertainment
- ジャンル：FPS
総勢32人のヒーローが登場する6対6のチーム対戦型FPSです。本作の特徴はなんと言ってもキャラクターの豊富さ！それぞれが異なったアビリティやウルトを持っており、試合中でも選んだロールのキャラクターならいつでも変えられます。
キャラクターは3種類のロールに分けられており、タンク、ヒーラー、ダメージがあります。どれかのロールが欠けてしまうと人数不利になってしまい、勝つのが絶望的になってしまうため、チームワークがとても重要になっています。また、じゃんけんのようにキャラクターの中には相性の良し悪しがあり、”敵がこのキャラクターを出したのでこちらはこのキャラクターを出す”というのが頻繁に行われ、何度でも甦ることができるのもこのゲーム特有です。